フコイダンと統合医療/放射線治療放射線治療放射線療法は、X線、ガンマ線、重粒子線、陽子線などの放射線をがんに照射し、がんの分裂能力をそぎ取ったり、アポトーシス ( 細胞の崩壊 ) させる方法です。これも技術が進歩して、早期の咽頭ガンや舌がん、子宮頸がんなどに有効とされています。放射線治療は外科手術と違い、臓器を切られることはありませんから、手術よりは命の危険は少ないといえるでしょう。これでがんが治るなら、それに越したことはありません。 ただ、放射線治療も魔法ではありませんので、放射線を照射することで、がん細胞だけでなく、正常な細胞 まで損傷してしまう危険性が常につきまといます。 白血球の減少だけでなく、吐き気や貧血、皮膚のむくみ、 胃腸粘膜の損傷といった 「放射線障害」 と呼ばれる副作用のほか、後遺症や合併症もあります。 また、放射線によく反応するがんと、そうでないがんとがあり、 また、 抗がん剤治療などと組み合わせて治療しなければ ならないがんもあります。 それと、これはあまり知られていませんが、放射線治療を行っている病院というのは意外と少なく、全国で 700 施設ほどしかありません。 「いやいや、どこの病院にも放射線科と書いてある」 という方もいらっしゃる でしょう。 しかし、それはCTなどの放射線診断のことです。 実は、放射線治療を専門にこなす放射線治療医というのは、全国にわずか500人程度しかいません。 人口で言えば、およそ26万人に1人の計算ですから、そもそも専門医の絶対数が足りていないのです。 将来、放射線治療が必要になる可能性があるのであれば、放射線治療の設備まで整っているかどうかは、患者さんが病院を選ぶ際の目安のひとつと考えられるでしょう。 |